●ご存じですね。子・丑・寅……の12支。
「あなたは何どし?」と聞く時、年代の代名詞としてつかう、あの別名です。
この12支の10番目は“酉(とり)“。
もともと酉は壺の形を表わす象形文字。
壺はもちろん酒壺のこと。
文字通り、酉の月、10月は酒の月です。
●古代では、1年の始まりは冬至でした。
10番目の酉の月、この季節は新穀が収穫されて新酒が醸される月。
10月は古来、酒の月でした。
わが国でも明治年間に制定された酒造法では10月から翌年9月までが酒造年度と定められていました。
そのため、10月1日を「酒造元旦」と呼ぶ風習が酒造家の間には残っています。
●このようなことから1978年(昭和53年)以来、業界(日本酒造組合中央会)では10月1日を「日本酒の日」に制定しました。
●さて、厳冬から早春にかけて仕込まれた日本酒は、涼しい酒庫で夏を越し,秋口にはさわやかに目覚めます。
完熟した芳醇な味と香り……折しも秋。海の幸、山の幸も豊か。
日本の良さ、日本酒のおいしさが、しみじみと味わえる季節です。
さあ、冷やよし、燗よし。
今宵も日本酒で乾杯!
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